商品情報
●KATO カトー キハ181系 国鉄特急「南風」編成 6両セット 10-836 ウェザリング・精密加工品● | |
商品説明 | ご覧頂きましてありがとうございます。カトー製のキハ181系をベースに改造を行った加工品です。
基本セットからキサシを抜いた6両編成で、セットの品番は10-836です。 新品で購入し加工した物で、お探しの方にお譲り出来ればと思い出品いたします。 出品にあたり再整備を行いましたので、動力車の性能は良好です。フライホイール搭載車ですのでスムーズに走行します。 ヘッドライトは各先頭車とも問題なく点灯します。LEDにより点灯します。 付属品は取り付け済で残なし、ヘッドマークは「南風」の物を取り付けてあります。外箱と説明書は残っております。 行先シールは「特急南風 中村行」の表示を貼り付けております。 連結器は外観のリアルな密自連形カプラーが標準装備されています。 このモデルをベースに、国鉄時代に土讃線線で活躍していた特急「南風」の編成を再現致しました。 特急「南風」は6両編成で、グリーン車を1両連結しております。 国鉄時代、長らく特急列車の存在しなかった四国では、1972年の山陽新幹線岡山開業に合わせてキハ181系が導入され、初めて特急列車の運転が開始されました。 特急「南風」は当初1日1往復が設定され、高松~中村を結びました。 その後、中央西線での運用を終えた車両の転入等により、「南風」は2往復に増発されています。 国鉄民営化後もキハ181系はしばらく特急列車の主力として活躍し、四国では1993年まで運行されました。 今回はカトー製品をベースに、1970年~1980年代の土讃線を駆け抜けた亜幹線ディーゼル特急の魅力を引き出せるよう、ディテールアップを施し、ウェザリングをしました。 加工内容は以下の通りです。 「エアホース塗装・前面手すり立体化」 キハ181の前面には、連結器下部にエアホースが1本装備されていました。 製品にホース部品が付属していますが、灰色成形となっていましたのでホース部分に塗装を行い、実感的な質感としました。 また、このパーツは脱落しやすいため、連結器に接着にて固定しております。 続いて編成両端の先頭車はディテールアップのため、前面の手すりモールドを切除しエッチングパーツにて立体化を行いました。 各車4カ所ずつ、計8ヵ所に施工しております。 「タブレットキャッチャー立体化・乗務員ステップ追加・台車配線追加」 運転室窓下にあるタブレットキャッチャーはモールドで表現されていましたが、ディテールアップのためモールドを削り取った上で、洋白線を使用して別パーツ化を行い、立体感を持たせました。 床下では製品で省略されていた乗務員ステップを銀河モデルのパーツを使用して追加しました。台車の首振りに干渉しないよう、台車に固定しております。 また、先頭台車の第一車軸には速度検知ケーブルが装備されていましたので、真鍮線を使用して表現しました。 「号車番号、種別サボ貼り付け・トイレ窓着色・トイレタンク塗装」 特急「南風」としての姿を再現するため、製品に付属していた号車番号/種別サボを貼り付けました。 編成を組まれる際は号車番号の順番をお間違いのないようご注意ください。 また、側面のトイレ窓は透明な状態となっていましたので、実車に倣って白色に着色しました。質感を高めるため裏から塗るのではなく、表から塗料を流し込んで仕上げております。 床下のトイレタンクパーツは灰色成形で表現されていましたので、実車に合わせて黒に塗装の上、タンク部分をベージュ色に塗装して質感を高めました。 「内装を塗装」 製品では客室の内装はカラー成形となっていますが、色合いが明るすぎるため、より近い色になるよう以下のように塗装しました。 ・普通車は通路を灰色、座席を青色に塗装 ・グリーン車は通路をベージュ色、座席を赤7号に塗装 ・食堂車は通路を灰色、通路壁面を成形色の白、客席の椅子をオレンジ、テーブル天面を白、待合室の座席を青色に塗装 「各部スミ入れ」 スミ入れ・吹き付け作業の前に7両全てのボディ、足回りを全て分解し中性洗剤で洗浄してあります。 気動車らしい重量感を出すため、全体にプライマー処理を行った後、エナメル塗料を使用して屋上やボディやル足回り等、全体的にスミ入れ処理をしました。 「ウェザリング」 スミ入れ後にエアブラシを使い、屋上は黒系でウェザリングしました。 気動車のため、実車は屋上に伸びた排気管を中心に排気ガスが飛散し、屋根が黒く汚れていました。 排気ガスが飛散する方向を意識しながら吹き付け、ただ汚いだけにならないよう注意したつもりです。 足回りはレールからの鉄粉による汚れを表現するため赤サビ系の茶色を吹き付けました。 赤錆色の吹付後、オイル汚れも意識して黒系を重ね吹きしました。 新車状態ではグレー色の床下ですが、運用を続けた車体は一見グレー色であることが分からないくらい汚れていました。 長距離運用で積み重ねられた汚れを表現し、重量感のある印象となるよう加工しました。 ボディは鉄粉により茶色っぽく汚れている車体が目立ったため、床下と同じ錆色を下から上へ吹き上げるように軽く吹付けを行っています。 車輪は集電性能への影響を考慮してウェザリングは行っておりません。黒メッキのため質感に違和感は無いと思います。 動力車の台車は台枠のみウェザリングを行い、ギヤボックスは汚しておりません。 「集電系統接点復活処理・モーター改良・ヘッドライト色変更」 組付の際に各先頭車、動力車の集電関係は接点復活処理を行いました。 通常の状態に比べて走行安定性、ライトの点灯安定性が向上しております。 また動力車の走行性能を高めるため、モーターの軸受け部分に金属表面改質剤を添加したオイルを注入し、滑らかな走行性能が実現できるよう改良を行っています。 「クリアコート施工」 ウェザリング後、屋根、足回りに艶消しのクリアコートを行いました。 ボディ側面は定期的に洗車された状態を表現するため、半光沢仕上げとしました。 手で触るとウェザリングが落ちてしまったり、手が汚れたりする心配はございません。 国鉄時代、四国島内の速達輸送の主力として、煤と鉄粉に塗れて力走したキハ181の力強さを表現出来るよう丁寧に仕上げたつもりです。 他にも加工品を出品しております。下記リンクから現在出品中の商品一覧を見られますので、ご興味がございましたら合わせてご覧頂ければ幸いです。 【出品中の商品リスト】 手間暇かけて仕上げてきた編成です。ご興味を持って頂けた方、お値段を付けて頂ける方がいらっしゃいましたら、この機会にご検討をよろしくお願いします。 |